チコリに含まれる『イヌリン』が血糖値を下げる?!

 

チコリというお野菜をご存知ですか?
アンディーブとも呼ばれ、フランス料理やイタリアンのサラダに入っている舟型のサクサクしたほろ苦い菜っ葉というと、「ああ、あれか」と思われる方も多いのでは?
見た目は細くて小さい白菜によく似ていますが、キク科の野菜です。
このおしゃれ野菜チコリには優れた成分がいっぱい詰まっているのです。

 

チコリの特徴的な成分「イヌリン」とは?

ヨーロッパでは、古くからチコリの根を使ったチコリコーヒーと呼ばれる飲み物が、薬草茶として飲まれてきました。
利尿作用、滋養強壮のほかに、リウマチや痛風にも効果があると信じられています。
これらの効能を裏付ける成分が、最近の研究で次々と明らかになってきているのです。

 

チコリの根の部分に特に多く含まれるのが、水溶性食物繊維の一種「イヌリン」。
別名「天然のインスリン」と呼ばれる成分です。
イヌリンには健康に役立つ優れた4つの効果が解明されています。

 

食後血糖値の上昇を抑える

イヌリンは食後血糖値の上昇を抑えることで知られており、糖尿病の治療に期待がかかる物質です。
2型糖尿病の女性49人に対する投薬試験では、空腹時血糖値の上昇が抑えられ、抗酸化力が非常に高いスーパーオキシドディスムターゼが活性化されるなどの結果が確認されています。

 

便秘の解消に役立つ

イヌリンは体内で水に溶けてゲル化する性質を持っています。
便を柔らかくし、腸内の老廃物を包み込んで一緒に排出してくれるため、便秘の特効薬としても有名です。

 

腸内環境を整える

腸内の善玉菌の餌となるのがオリゴ糖ですが、イヌリンは分解されると難消化性の「フラクトオリゴ糖」に変わります。
腸内環境を整え、免疫力のアップや代謝の向上に威力を発揮するのです。

 

ミネラルの吸収を助ける

一般的に食物繊維はミネラルの吸収を阻害して排出させてしまうものが多いのですが、
チコリの食物繊維は、ミネラルの吸収を高める働きが報告されています。

 

豊富なポリフェノールに若返りのヒミツも

チコリはまた、豊富なポリフェノールを含むことでも知られています。

 

ポリフェノールの効果で特筆すべきなのが、高い抗酸化力。
体内で発生する活性酸素を分解し、血液や細胞が酸化して錆びてしまうのを防ぎます。

 

特に血管は活性酸素に弱く、どんどん劣化してしまいます。
血管を丈夫にして血液を浄化してくれるポリフェノールは、なくてはならない大切な栄養素なのです。

 

苦みの中に隠れたスゴイ成分とは?

シャキッとした歯ごたえの後に感じるほろ苦さ。
このチコリ独特の苦みの中にも大きな秘密が隠されています。

 

苦み成分の正体は「8デオキシラクツシン」という成分。
この8デオキシラクツシンは、なんと骨髄性白血病を抑制する効果があることがわかっています。

 

北海道東海大学の西村博士の研究では、がん細胞に8デオキシラクツシンを投与したところ、そのほとんどが死滅したという結果が得られています。
難病の代表格として知られる白血病に効果があるなんて、驚きですね。

 

まとめ

まだそれほどなじみが深いとは言えない野菜、チコリ。
でも、最近では国内での生産量が増え、スーパーの野菜売り場でもよく見かけるようになりました。

 

サラダにしてそのまま歯触りやほろ苦さを味わうのも良いですが、
丸ごと焼いたりレモン汁を加えて茹でても美味しく食べられます。

 

ヨーロッパでは古くから愛されてきた健康野菜、チコリ。
ぜひ私たちの食卓にも取り入れていきたい野菜の一つです。

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